冷えのぼせ

2024年7月31日

冷えのぼせ

健康対策東洋医学

こんにちは。
タンポポ東洋はり灸院の池田です。

梅雨が明けてから、暑い日が毎日続いていますが、体調は大丈夫でしょうか?

私は恥ずかしながら、バテ気味で、いつもと身体が違う感じがしています。
頭が少し重いような感じで、身体が怠く、右手の指の荒れや、膝裏の肌荒れがあります。
昔から夏は好きで、暑いのは得意だと思っていましたが、年々弱くなっている感じがあります。

私も含め、最近の患者さんの傾向を見て、冷えのぼせの様な症状が多いように感じます。

夏はどうしてもエアコンの中にいるので、身体が冷えます。
特に足やお腹が冷えている方が多く、頭に熱が上がっているのが特徴です。
これは、熱が上に上がり、冷気は下に下がるので、仕方ないと言えば仕方ないです。

ただ仕方ないで放っておくと、身体にはもちろん良くないですし、みなさんがよく耳にする頭寒足熱(ずかんそくねつ)の逆になってしまいます。

今日は、どうやったら、冷えのぼせから頭寒足熱に近づけるかを書きたいと思います。
いつもどおり、東洋医学的な私なりの見解ですので、当てはまるところだけ参考にして下さい。

①首(頸動脈)を冷やす
②百会(ひゃくえ)を押さえる
③青竹を踏む
④エアコンと扇風機やサーキュレーターを使う

①首の左右にある頸動脈を冷やすと、上に上がった熱を下げます。
夏の熱中症予防にもなりますし、勉強疲れの学生さんにもお勧めです。

②百会は冷えのぼせがひどい方に、鍼をするツボです。
指で押さえるだけでも効果的です。ツボは痛気持ち良い強さで押してください。

③青竹は冷えた足を刺激するのにもってこいの道具です。
足裏には、湧泉(ゆうせん)というツボがあり、五臓六腑の腎の強化にもなります。
腎は気を下に下げる作用がありますので、お勧めです。

④個人的にエアコンを使うことは好きではないですが、こんなに暑いと熱中症にもなりますし、暑くも 寒くもないぐらいの状態が良いかと思います。私も含め、多くの方がエアコンの冷えに弱いです。
特に乾燥肌の人は、外の変化に弱いですので、極力扇風機やサーキュレーターを使い、温度は下げ過ぎないようにしましょう。

以上、冷えのぼせについてでした。
頭がすっきりせず、足が冷えている方は是非試してみてください。

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