頭痛①「筋緊張性頭痛」

2022年12月14日

頭痛①「筋緊張性頭痛」

施術について頭痛

こんにちは。タンポポ東洋はり灸院の池田です。
今回は頭痛について書きたいと思います。

頭痛で悩まれている方は多くいらっしゃいますし、当院にもよく来られます。
その中でも頭痛は筋緊張性頭痛と偏頭痛の二種類に分かれます。
(脳腫瘍やクモ膜下出血など頭蓋内の重篤な疾患、風邪などの高熱による頭痛、うつ病など精神疾患による頭痛、蓄膿症、他の臓器の病による頭痛などは除く)

今回は二種類の中の筋緊張性頭痛についてお話します。

筋緊張性頭痛は、首肩から頭にかけての筋肉の緊張(こり)により、血流が悪くなることで起こります。
ですので、肩こりを改善すると良くなります。
当院は頭痛だから頭に鍼をする、肩こりだから肩だけに鍼をするといったことはしません。
まれに症状が強い方は、肩や後頭部付近に刺絡(悪い血を出す方法)をすることもあります。

昔は痛いところ、こりがあるところによく鍼をしていました。

ですが、今はなぜ頭痛が起きているのか?肩こりがあるのか?を考え、身体全体を診てやっております。肩こりで肩だけにするのはマッサージをしているのと同じです。その時は良くても、時間が経てば元に戻ります。

私もそうですが、症状が頭痛だけ、肩こりだけという方はほぼいらっしゃいません。
その中でも多くの方が、冷え性、鼻炎、風邪をひきやすい、ぜんそく、季節の変わり目に体調を崩す、朝が弱い、皮ふ症状、花粉症、腰痛、頻尿、便秘や下痢、眼精疲労、高血圧、足がつる、むくみ、生理痛、胃炎、糖尿病など、その他の症状を複数持たれています。

これら上記の症状がどういった体質なのか、東洋医学的に見極めて、全体を診ていかないと決して頭痛や肩こり、その他の症状は良くなりません。

私の師匠がよく言っているのですが、多くの病院に行ってもどこも異常がないのに症状がある方は、身体の構造はどこも悪くありません。
では、どこが一体悪いのか?
それは、構造ではなく、機能がただ悪くなっている、下がっているからです。
ようは身体中の血流が悪くなっているから、こういった様々な症状が出ます。

東洋医学に「不通則痛」という言葉があります。
これは、通らなければ痛みが出ますよ。という意味です。

ですので、多くの方が冷えていますし、病院に行っても異常が見つかりません。
当院では鍼とお灸を使って、流れやすい身体にし、全体を良くしていく施術をしております。
頭痛や肩こりはもちろん、その他の症状が改善した、季節の変わり目に風邪を引きにくくなった、いつもは肌荒れがひどいのにましになったなど、様々な症状が改善しています。
回数はその方の症状によって変わりますが、偏頭痛が2~3ヶ月かかるのに対して、筋緊張性頭痛は比較的早く改善しています。

もし、上記の症状で悩まれている方、当てはまる方は一度、東洋医学専門でやっているところの施術を受けられることをお勧めします。

もし、何か気になること、分からないことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

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